1.“えるじろう”
えるじろうって、実は飼い犬の名前からきています。
メスのゴールデンレトリバーの「エル」です。
注意するときに、「えるじろーーーう」と呼んでたので、ご本人も「えるじろう=自分」という認識になってました。
お店には、ひらがなの名前をと思っていたところ、どうしても“えるじろう”以外思い浮かばなかった・・・
なので、もうこれにしよう!!となって、この店名になりました。
このエルさんは実は、盲導犬候補の犬だったんです。
期待されてたのに、最終的な試験?で、残念な事に不合格!
そして、1才で店主の家の犬へと転職!
関西盲導犬協会から、男の子2人がいる一般家庭へ!
どうも、家に決まった理由が、「男の子2人!の家」だったら何とかなるだろうという・・・・どんなコか察してください^^。
・・・おかげで、最初から、店主とバトルを・・・・
そんな、店名にもなっている犬も、2016年現在、14歳!
おばあさん犬ですが、いまだに店主と張り合い中。
そして、いまだに自分の名前からきたお店があるなんて、まったく分かってない犬です。
「君の名前、いろんな人に呼ばれてんで~」と家族に言われてる犬です。
2.“函館での開店まで”
店主(アラフィフで、いちおう女性)
ー経歴を簡単にー
函館生まれ函館育ち。
結婚を機に、京都市へ。(相方、京おとこ)
開店までの人生の半分は関西オンリーで過ごす。
今の自分は、函館と、嫁ぎ先&関西という土地に育ててもらったと思っています。
どちらも大切な場所です。
関西では、いろいろな仕事をさせていただきました。
ありがたい事に、大手数社で仕事をしたので、それが、今役立ってるのかな、と思います。
仕事をやめてから、ある日「パン・・・食パンを作ろう!」と思い立ち、
作ったところ・・・
石のような、カチカチなパンが出来て・・・
なんでや。なんなんや。
すごく悔しくて、それから毎日食パン作りをほぼ1年!
途中、キッチンエイドでパン捏ねたらどうなる?って思って買ったり・・・
北海道産の小麦やら、カナダ産やら、スーパーの強力粉やらetc
いろいろ作ってみて、やっぱり、北海道産美味しい・・・
・・・何するか分からんけど、とりあえず北海道で仕事するぞーー
という楽天的な考えで(いいのか・・・)
北海道のどこがいいか?で、開店するまでの1年間で3回、候補地へ。
1回目、函館と千歳(空港のあるところ)周辺を一人でウロウロ
2回目、美瑛・富良野・ニセコは相方とあーだこうだ言いながら
3回目、函館は一人で
3度めの正直?で、3回目の函館では、あれよあれよという間に場所が決まり、いろいろ動き出し・・・
それから、1度関西の自宅に帰ったけど、いきなり函館で準備が始まって、怒涛の3ヶ月!
3ヶ月後にオープンしていました。
普通は、こんなに早くオープンまでいかないよ、とか言われ、うん確かに、すごく!すごく!大変でした。
今でも、大変ですけど^^
3.“食材について”
仕入れの優先順位
1.北海道函館産
2.北海道函館近郊産
3.北海道産
4.国産
5.生鮮食品以外の輸入食品は、産地や栽培方法などを確認して、信頼のおける食材屋さんより
メニューを決める時は、
栄養素は何?
どう身体にいいの?
など調べてから決めています。
身体にどういうふうにいいのかを考えて作っていますが、
ただ、健康の為(?)に薄い味とか、油を入れないとかはしません。
油や砂糖などの摂りすぎはダメですけど、食事制限で食べられない人以外は、身体に必要な量もありますので、安心できる食材で、と考えています。例えば甘さは、入れすぎないけど、脳が認識する甘さ、などを心掛けています。というのも、あんまり甘さ控えめにすると、脳が満たされなくて、もっともっと欲しくなるという話も聞きますので。
・・・個人差がありますので、食べる時は、お客様のほうでも調整をお願いします^^
お店で出す場合は、トータルでどんな味かを考えてメニューを決めてますので、バラバラにして食べないでね。
特に、サンドウィッチは^^
あと、味は、京料理など関西地方の味をヒントに決めています。
というか、ずっと関西風の味付けでご飯を作ってきたので、結果そうなっています。
ちなみに、関西=薄味ではありません。
出汁のお味や塩分は、バランスよく考えられています。
ただ、普段、しょうゆ味や塩味が効いているものを好む方には、薄味に感じられるかもしれません。
4.“函館は、北海道の中にあります!”
「函館」は、田園風景のイメージが無くて、北海道感が無いところなので、函館は北海道?どこにあるの?という方がいらっしゃると思います。
実はね、ずっと前から北海道なんですよ~。
知らなかった方は、覚えてね^^
平成30年北海道胆振東部地震(2018.9.6 )
ご心配と励ましを有り難うございました。
今回の地震は、停電が一番大変でした。
時間が長かったのもあり、冷蔵庫内の食材は、ほぼ使えなくなりました。
それ以外は損傷も無く、10日月曜から営業を再開しております。
いちごも思ったより早く、生産者さんから届けていただき、12日からは生クリームも少量ではありますが入荷いたします。取引業者様にも感謝です。
道内、ほぼ日常を取り戻しております。
震源地の復興は、これからですが…。
道外からもいろいろな形で助けていただき(本当に有り難うございます)、みんなが新たに出発しております。
道内、日常が戻っている所がありますので、観光にぜひお越しくださいませ。
(北海道は広いので、観光先の情報を集めてからお越しください。函館は、省エネモードですが、各所営業しています。)
現在、電力の関係で、閉店時間を早めておりますが、予約の場合のみ、午後7時までは営業します。予約が無い場合は、若干早い午後5時の閉店になっています。
えるじろうが出来るのは、節電ぐらいなので、お客様が来られない時は、協力したいと思います。電気は大切です!
2018.9.8